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南アフリカの中央銀行であるSouth African Reserve Bank(SARB)のLesetja Kganyago総裁は8月23日にヨハネスブルグで行われたサイバーセキュリティ・カンファレンスでSARBはイノベーションにはオープンであると述べ、仮想通貨に言及している。

 

2014年からSARBの総裁を務めるKganyago氏は世界各国の中央銀行は国内の金融システムを監督し、規制するうえで重要な役割を担っていると述べた上で、次のように話している。

 

「フィンテックの革新によって新しい金融商品が生まれ市場に影響をもたらす中で、SARBは管理機能を果たす上での方法や金融政策、マクロ・プルーデンスな政策の影響について考えなければならない。SARBはテクノロジーの革新にバランスの取れたアプローチをとっている。ICTが金融セクターにもたらした効果についても理解している。

 

また、リスク管理の枠組みの中で日々の業務を効果的且つ効率的に行えるようにするテクノロジーを受け入れてきた。仮想通貨など、規制機関の間では様々な意見があるものもあるが、中央銀行としてイノベーションに対してはオープンである。ブロックチェーン技術や他の分散型台帳についてはそのメリットやリスクについて考えていきたい。」

 

Kganyago氏は、「この分野の全てのイノベーションが良いものだとは限らない」とアルゴリズムトレードや高頻度のトレードは金融マーケットのスムーズな機能に問題を与える可能性があると指摘してはいるが、ブロックチェーン及び仮想通貨に対してのオープンな姿勢が伺える。

 

南アフリカの中央銀行は2014年12月に仮想通貨に関する方針説明書(Position Paper)を発表している。当時は中立的な様子で利用者は自己責任でリスクに注意するよう促していた。2年弱経過し世界の中央銀行や金融機関がブロックチェーンについて注目する中で、少し前向きな姿勢に変わったのではないだろうか。

※参考サイト

https://www.coin-portal.net/2016/08/28/12223/