最近、銀行の破綻が相次いでいる。

シリコンバレー銀行やシグネチャー銀行、クレディ・スイス、ファーストリパブリック銀行が迎えた結末によって、銀行システムの構造的な欠陥に対する不安を持った人は多いだろう。地方銀行の展望も明るくない。今回の銀行危機は一部の銀行の個別案件として捉えるべきなのか、それとも全体的なメルトダウンなのか結論はまだ出ていない。

米国政府は最近一部銀行の預金を保証する措置を施した。預金者は安心するだろうが、中期的にはモラルハザードを問われてもおかしくないだろう。

結論はどうであれ、銀行システムはかつてないほど脆弱であることは間違いないだろう。これほどまで欠陥が浮き彫りになったことは今までないのではないか。銀行経営は根本的にあやふやであり(バランスシートについて公開前は誰も知らない)、トップダウンであり(中央銀行の「密室」で意思決定がなされる)、何かと管理する前提で成り立っている。財務的な脆弱性が見え始める中、米国人の半分は銀行預金が心配と回答し、19%は2008年の金融危機時と同じくらい「かなり心配」している。

仮想通貨の短い歴史において転換点か?

経済の歴史は金融危機が起きる度に転換点を迎えてきた。2008年の景気後退はリスクの高いローンが原因で発生し、銀行セクターに規制のメスが入るきっかけとなった。

2023年、銀行危機によって新たな展開があるかもしれない。それは、新しい仮想通貨のサイクルだ。数百万人が預金の安全性を心配し、仮想通貨を通して自分のお金に対するオーナーシップを持つことの重要性を理解し始めるかもしれない。そして「セルフカストディ」という言葉は一部のオタクにウケるバズワードではなくなる。それは高まるカウンターパーティリスクを避けるために必要な現実となるかもしれない。

これまで仮想通貨マーケットは銀行危機によって多くの恩恵を受けてきた。分散型の世界は、中央集権的なプレイヤーが失敗した時に、大きく成長するのだ。今のところ、ほとんどの投資家は仮想通貨の代替的な資産としての正当性を認めていないかもしれないが、相次ぐ銀行破綻によってビットコインのテーマである分散化とオーナーシップは着実に信用を高めていくだろう。

さらに、仮想通貨とブロックチェーンはオーナーシップだけでなく金融市場の効率性を高めてクロスボーダーの取引を容易にする。今目の前で起きている銀行危機は、ブロックチェーン時代への大きな一歩として歴史に刻まれるだろうか?

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/opinion-ledger-insight-of-the-week-2023-0513 

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