90分の試合だけでは物足りないという人のために、2022年ワールドカップがウェブ3の世界に進出している。NFTトレーディングゲーム、NFTコレクション、メタバースのラウンジ内でアバターがゲームをストリーミングできる仕組みなど、ウェブ3とワールドカップの融合を楽しむ方法が、幅広く用意されているのだ。

今月カタールで開幕するワールドカップには、公式取引所スポンサーまでついている。クリプト・ドットコム(Crypto.com)だ。他にも複数、分散型プロジェクトとの連携が行われている。

FIFA + Collect

ワールドカップを主催するのは、FIFA。年末までは、同名のプレイステーションのゲームのパートナーでもある。FIFAは9月、アルゴランド(Algorand)ブロックチェーン上で独自NFTプラットフォームを立ち上げ、ワールドカップにも活用しようとしている。

FIFAのトレーディングカードゲームは、2021年初頭にNFTブームを牽引したコレクティブルプラットフォーム「NBA Top Shot」と少し似ている。FIFA+ Collectと名づけらたこのゲームでは、過去の試合の中から印象的な瞬間を集めることができるのだ。NFTが支えるバーチャルトレーディングカードゲームと思ってもらえれば良い。

ワールドカップをテーマにしたNFTは、すでに購入可能だ。第2弾としてリリースされた「The Drop 2: FIFA Archives Packs」は1パック4.99ドルで、過去の男子・女子ワールドカップのハイライトを含んでいる。写真や他では手に入らないアート作品などが、カードになっているのだ。

このようなNFTは、「FIFAワールドカップの一部を所有する力を民主化する」と、FIFAの最高ビジネス責任者ロミー・ガイ(Romy Gai)氏は語る。

「スポーツの記念品やステッカーと同じように、世界中のファンが好きなプレイヤーや決定的瞬間などと新しいプラットフォームで関係を持つためのアクセスしやすいチャンスなのだ」と、ガイ氏は続けた。

アルゴランドがFIFAの公式ブロックチェーンパートナーになったのは5月。カタールで開催される2022年ワールドカップの北米とヨーロッパの地域サポーターでもある。アルゴランドはさらに、来年オーストラリアとニュージーランドで開催される女子ワールドカップの公式スポンサーでもある。

Africa Village

Africa Villageは、カタールとオンラインでワールドカップ会場に準備されたミニフェスティバルである。国連開発計画のアフリカ部門およびCentre for Development Intelligenceと連携し、アフリカのメタバースコンテンツをワールドカップに届けようとしている。

実世界の部分は、カタールにあるHotel Parkのラウンジと、6日間のライブ音楽で構成される。ラウンジと関連イベントは、「サッカーファンやアフリカ文化に興味のあるすべての人のための、包括的なグローバルイベント」として機能すると、オンラインでの要素を担当するインクレディブル・スペース(Incredible Spaces)の創業者ハシュメル・オスマン(Hashmel Osuman)氏は語った。

オンラインでの要素には、アフリカのサッカースター選手をモチーフにしたNFTの販売が含まれ、このコレクションはワールドカップ開幕と同時にリリースされる。

なぜNFTをワールドカップに取り入れるのか?その答えはシンプルだとオスマン氏。「ワールドカップは地球上でも最もよく観られるイベント」であり、ドーハまで訪れない人も含め、観戦者数の多さは大きなビジネスチャンスを意味するのだ。

Budverse x FIFAワールドカップ

ビールに酔っぱらってBudverseの世界に浸ってみよう。ここでは飲酒できる年齢に達した人なら誰でも、最新のゲームのスコアによってアップデートされるNFTを作成できる。

このNFTは所有者が選んだ国のチームを象徴するもので、会期中のチームの成績をフォローする。所有者はさらに、ワールドカップ決勝のチケットとサッカーキットをかけた競争に参加することもできる。

バドワイザーは起業家ゲリー・ヴェイナチャック(Gary Vaynerchuk)氏が手がけるウェブ3コンサル会社Vayner3と共同で、ワールドカップコレクションを開発した。

ワールドカップNFTは、Budverseに最近仲間入りしたプロジェクト。過去には、伝統的ビール缶のコレクションや、バドワイザーがスポンサーを務める22人のアーティストの1人をサポートできる「ロイヤリティ」コレクションなどがあった。

最新スコアを追跡するトラッカーNFTを作るには100ドルかかるが、缶コレクションを保有していれば、トラッカーNFTを1つ無料で作ることができる。

FIFA World

人気ブロックチェーンゲーム、ロブロックス(Roblox)の世界では、FIFAが子供にも楽しめる独自メタバース「FIFA World」を運営している。

「FIFA.com:
FIFAとロブロックスは本日、新しく画期的なパートナーシップを発表。ロブロックスのコミュニティおよび世界中のサッカーファンに、サッカーの力を祝うバーチャル世界であり、無料でプレイできるFIFA Worldを提供することになる」

このメタバースでは、ゴルフゲームの「Adventure Football」や、ボーリングをテーマにした「Adidas Footbowling」などのミニゲームをプレイすることができる。

「FIFA World Obstacle Course」やVISAステッカーショップでは限定版の特典がもらえたり、FIFAワールドカップのマスコットと交流することもできる。

このメタバースには、他のサッカーファンたちと一緒に試合を見ることのできるライブストリーミングラウンジも用意されている。これは、ウェブ3がバーチャルでの包括性やゲームプレイを生み出す一例に過ぎないと、ガイ氏は語った。

参考資料:https://www.coindeskjapan.com/165879/ 

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