仮想通貨投資ファンドの開示資料

欧州の著名投資企業Brevan Howardは6日、米SEC(証券取引委員会)に暗号資産(仮想通貨)ファンドの開示資料を提出。

1,300億円(10億ドル)規模と予測されてきたファンドの実態が明らかになった。

Brevan Howardは世界各国に拠点を展開し、資産運用残高(AUM)は総額2兆円規模を誇る大手投資ファンド。21年9月に独自の仮想通貨及びデジタル資産部門「BH Digital」を設立すると、2022年には類似した2つの仮想通貨投資ファンド(Brevan Howard Digital Asset Multi-Strategy Fund LtdとBrevan Howard Digital Asset Multi-Strategy Fund, L.P.)をローンチ。

前者(Ltd)は22年4月よりファンドを始動しており、7月末時点では260億円(1.8億ドル)規模の調達に成功。最小投資額は14億円(1,000万ドル)に設定されており、4つの投資先から出資を受けている。

後者(L.P.)は22年1月にローンチされたもので、6つの出資先から累計42億円(2971万ドル)を調達。こちらの最小投資額は4億円(300万ドル)。

海外仮想通貨メディアCoinDeskの取材した関係筋によれば、最小投資額は異なる税務管轄を対象にしたもので、双方のファンドによる運用資産総額(AUM)は1,400億円(10億ドル)規模に達する見込み。理論上はこれを上回る規模も調達可能だと述べた。

参考資料:https://coinpost.jp/?p=385349 

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