「ディズニー・メタバース」構築か

エンターテインメント大手の米ディズニー社は10日、独自のメタバース(仮想空間)の構築に意欲を見せた。現段階では詳細は明らかにしなかったものの、ボブ・チャペック(Bob Chapek)CEOが4Q(第4四半期)決算説明会で方針を表明した。

メタバースとは

インターネット上に構築された多人数参加型の3Dバーチャル世界の総称。ゲームや音楽のライブ、オンラインカンファレンスなど、アバターを使って様々な楽しみ方ができる。

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チャペックCEOは、ディズニーは創業当初から革新的な技術を取り入れてきたと説明。

同社は1928年には短編作品「蒸気船ウィリー」ではいち早く音声アニメーションを実現したほか、2005年にはアップル社のアイフォンで初のダウンロードコンテンツの配信を開始。また、傘下企業のピクサーでもコンピューターアニメーションの最前線を走ってきたことを例に挙げた。

しかし、このような努力は「まだ序章に過ぎない」として、以下のように発言した。

これまでの取り組みは、現実世界とデジタルな世界をより密接に結びつけ、独自のディズニー・メタバースを通じて境界のないストーリーテリングができるようになる時代への序章に過ぎない。

我々は、ユーザーがどこにいても、弊社の製品やプラットフォームを通じて、ディスニーが提供するすべてを体験できる、唯一無二の消費者機会を創出していきたい。

また、長期的にもディズニー社のプロダクトをどこからでもアクセスできる唯一無二の消費者機会を提供することに期待感を示した。

ディズニー社は10月末、Disney+(ディズニープラス)のリリース記念日を祝う独自のNFT(非代替性トークン)シリーズをローンチしている。

注目集めるメタバース

SNS大手フェイスブック社が10月末に企業名を「Meta」(メタ)に変更する方針を発表して以降、テレビ番組などマスメディアでもメタバースを取り上げるなど、世間一般の注目度は急速に高まりつつある。

社名変更に先駆けフェイスブック社は9月末、メタバース領域に今後2年間で5000万ドル(55億円)相当の投資を行う方針を示していた。

これに追随するような形で、ナイキやマイクロソフトなどの大手企業もメタバース領域への事業参入を表明している。

マイクロソフト社はビデオ会議ソフトと複合現実(MR)技術を融合したMesh for Teams(MT)を2022年上半期に公開すると発表。異なる場所にいるメンバーが同一の仮想空間に参加し、インタラクティブな共同作業など共有型のホログラフィック体験の提供を目指す。

また、投資領域としての関心も高まっており、SECのEDGARデータベース上の情報によれば、「メタバース」という用語を含む申請書類は2021年に急増したことが伺える。

過去5年間で「メタバース」というフレーズを利用した申請書類の件数

  • 2017年:2
  • 2018年:1
  • 2019年:3
  • 2020年:7
  • 2021年:161

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