今後のビットコインの値動き

米大手仮想通貨(暗号資産)決済企業BitPayのSonny Singh最高商務責任者(CCO)は5日、米大手メディア『ブルームバーグ』のインタビューで、ビットコイン(BTC)の価格について自身の見解を語った。

現在はBTCが売られる大きな材料がないため、来月頃には4万5000ドル(約460万円)まで上昇する可能性があると主張。しかし企業や機関投資家の多くが1BTC=2万ドル(約200万円)で購入しているため、2倍超になった価格帯でそのような投資家は売却する可能性が高く、ターゲティング価格になり得るとして、その後のBTC価格の下落を予想した。

2021年に年が変わり、業界では様々な予想が展開されている。例えばJPモルガンチェースのアナリストNikolaos Panigirtzoglou氏は、短期的には現在のBTCの上昇相場は続くと予想。5万〜10万ドル(510万円〜1030万円)に到達する可能性があるとしており、Singh氏と同様の見解を示している。Panigirtzoglou氏が一方で「しかしこの価格水準を維持するのは難しい」と述べているところも類似している。


Singh氏はBTCの価格が購入価格の2倍超である4万5000ドルに達すれば、エグジット戦略の元で資産を動かす大口投資家はその価格が3年から5年の期間における限界になると判断し、売却に動く可能性があると主張。その際、売却が続けば、過去に見たことのないような売り圧が生じる可能性もあるが、多くの企業や機関投資家が購入を行なっている2万ドル以下には下落しないと予想した。

なお7万0470BTC(2500億円相当)を所有するMicroStrategyのMichael Saylor CEOは以前、「長い時間軸であるほどBTCは投資先として適している」と発言しているように、こういった大口投資家は長期保有するという見方も多い。

参考資料:https://coinpost.jp/?p=211030 

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