暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の次期大型アップグレード「ETH2.0」のローンチが近づいている。

フェーズ0において重要な「デポジットコントラクト」を含むETH2.0のバージョン1.0を4日に実装。ステーキング参加者のデポジット(保有)が基準に達すれば、ユニックス時間で1606824000(日本時間は来月1日21時)にETH2.0のジェネシスブロックが作成され、正式なローンチとなる。

ETH2.0のテストは最終段階に差し掛かっていた。

最後のパブリックテストネット「Medalla」を稼働しながら、並行してデポジットとジェネシスの予行演習を目的としたテストネット「Zinken」も運転中だ。昨日には、デポジットコントラクト」のコードがGithub上でリリースされていることが判明し、ローンチに対する期待が高まっていた。

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ネットワークを安全に稼働させる上で、ETH2.0のローンチには条件がある。公式ブログによれば11月末(24日前後)までに、32ETHをデポジットするステーキング参加者が1万6384になることが必要条件(計52万4288ETH≒219億円相当)になる。

ETHのデポジットが不足している場合は、この条件を満たしたタイミングから7日後にローンチされることになるとしている。現時点でどのくらいデポジットされているかは、公式にリリースされているウェブサイトで確認が可能。本記事執筆時点で5957ETHだ。

出典:Launch Pad

以下がイーサリアム財団が提示しているETH2.0のロードマップである。

  • フェーズ0:2020年(バリデータを管理する「ビーコンチェーン/Beacon Chain」実装)
  • フェーズ1:2021年(ユーザーが利用する「シャードチェーン」実装)
  • フェーズ1.5:2021年(シャードチェーン・メインネット稼働、PoS移行)
  • フェーズ2:2021年〜(シャードチェーンの全稼働)

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ETH2.0の開発計画

ETH2.0へは今後、上記のように段階的に移行していくが、その過程が先月図解された。説明では重要なポイントとして、今のETHのデータ、DAppsなどはフェーズ1.5までは何も変化が加えられないとしている。

最近予行演習が行われたデポジットコントラクトとは、ETH2.0のフェーズ0に当たるビーコンチェーンで、ステーキングを行うための契約機能のこと。現在のネットワークであるETH1.0上にデプロイされ、ETH2.0との架け橋になる。

ビーコンチェーン上で32ETHをデポジットしバリデータノードを運用することでバリデータ報酬を得ることができるが、フェーズ1.5のシャードチェーンが実装されるまで、ステーキングの報酬を引き出すことができない仕組み(片道)となっている。

移行の各段階の概要は以下の記事にまとめた。

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参考資料:https://coinpost.jp/?p=196307 

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