★BTCのトピックス

■ビットコイン(BTC)の循環供給量の約10.6%は、現在5つの集中型取引所で保持されている。
ビットコインで196万BTCが現在、コインベース、フォビ、バイナンス、OKEx、クラーケンの5つの大手取引所で保持されている。

■ビットコイン(BTC)の二大アップグレードとして長期に渡って期待されているタップルート(Taproot)とシュノア署名の実装が、実現に一歩近づいた。

BTCネットワークの基盤となるソフトウェア「Bitcoin Core(ビットコインコア)」に統合され、デプロイされるのを待つのみとなった。実際にアクティベートされるにはノードが新たなルールを採用する必要があるが、このプロセスは数週間か数カ月で行えるとみられている。

BTC決済企業「Square Crypto」のプロダクトマネージャーは以前、このアップグレードは、取引手数料を30%から75%削減し、ブロックの認証速度を最大2.5倍向上するように設計されていると説明。

★アメリカ大統領選挙後のBTCの動向

■民主党候補のジョー・バイデン前大統領が勝利すれば、仮想通貨ビットコイン(BTC)には追い風だがDeFi(分散型金融)にとっては逆風だという見方をブルムーバーグが最新のニュースレターで掲載
ただ、ブルームバーグは、どちらが勝利するにしてもビットコインが上昇し続けることは間違いないと主張。次の大統領の就任期間である2020年から2024年の間、ビットコインの価格は、もし2016年から2020年までの上昇ペースが半減したとしても、8万ドルに到達することになると指摘した。

トランプ政権で大統領首席補佐官代行を務めたミック・マルバニー氏は、ジョー・バイデン政権になれば、規制が「殺到」するだろうと指摘している。

ボストン大学のアソシエート・ディーンを務めるアレクサンダー・トミック氏は短期的には、バイデン氏が選出されれば売りが出ると予想されている。


★今後のBTCの相場


BTC/USD

ビットコイン(BTC)は10月15日に11,178ドルのサポートから反発したが、強気派は11,500ドルを超えることができなかった。この弱さは、短期的なトレーダーによる利益確定と、攻撃な弱気派によるショートを引き付けた可能性がある。

BTC/USD デイリーチャート. 出典: TradingView

弱気派は現在、BTC価格を重要なサポートである11,178ドル以下に下落させようとしている。ただし、このサポートの直下には、20日間指数平滑移動平均線(11,081ドル)があるため、この価格レベルでは買い手を引き付ける可能性がある。

上昇傾向にある20日間EMAと、相対力指数(RSI)がポジティブな領域にあり、これは買い手が優勢であることを示唆している。

強気派がBTC価格を下降トレンドラインより上に押し上げることができれば、強気の最初のサインとなる。強気派が上昇チャネルの上でBTC価格を維持できるようになれば、上昇トレンドが勢いを増す可能性がある。

逆に、弱気派がBTCを20日間EMA以下に沈めれば、チャネルのサポートラインまでが下落する恐れがある。チャネルを下抜けてしまえば、さらなる売りを引き起こす可能性があり、その結果10,000ドルまで下落する恐れがある。

OKExの出金停止発表直後にビットコイン(BTC)価格は下落したが、下げ幅は限定的だった。執筆時点で過去24時間のビットコインは2%の下落にとどまっており、1週間では2%上昇の11,300ドル付近で推移している。市場関係者が注目する11,000ドルを上回って推移していおり、強気相場は崩れていないようだ。

仮想通貨トレーダーのウィリー・ウー氏は、「OKExの調査=わずかな沈み」だったと指摘。「FUD(みんなが信じていることに反するような情報を広めることでみんなの認識に影響を与えようとする試み)が毎回起こるたびに沈み具合がさらに小さくなっている」とし、「強気相場の確固たるサインだ」と述べた。

「押し目買いをしよう。長い目線でプレーしよう」

ビットコイン(BTC)価格は10月前半に上昇し、10,500ドルから11,700ドルまで上昇した。しかし、仮想通貨市場全体の強さが弱まわるにつれ、勢いが再び変化する可能性がある。

11,000ドルのサポート維持が重要に

しかし、11,000ドルの重要なサポートの維持は、強気の勢いを再開するためには必須となるだろう。コロナウィルスによる新たなロックダウンが投資家心理に影を落としており、現在のレベルをクリアするのは難しいかもしれない。

トレーダーは、BTCを含む市場全体の多くの資産価格が急落した3月の相場の恐怖を今でも覚えている。

BTC/USD 1-day chart

BTC/USD 日足チャート 出典: TradingView

ビットコインの日足チャートは、11,000ドル超えており、これは強気の勢いにとって重要だった。

しかし、強気を今後も維持していくには、11,000ドルのサポートを維持する必要がある。そうすれば、12,000ドルを試す展開となる可能性が高くなるだろう。

ただし、米ドル通貨指数(DXY)が下落し始めない限り、12,000ドルを超えるブレイクアウトは起こりそうにないだろう。DXYが下落し始めれば、ビットコイン価格に強気のブレイクアウトをもたらし、新しい高値につながる可能性を開くことになるだろう。

欧米圏のパンデミックで世界経済に再び暗雲、Dan Tapieroは採掘ビットコインの枯渇を示唆

ビットコイン動向

16日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は、前日比+1.17%の121.2万円(ドル)に。続落を拒否して体制を立て直した。

滑落した場合、11,100ドルラインが下値支持線として機能するかどうかは、今後を占う上で試金石となりそうだ。

ビットコイン供給が枯渇する可能性を指摘

米大手暗号資産(仮想通貨)投資企業グレースケールが第3四半期(Q3)レポートを公開。提供する仮想通貨関連の投資信託に計10.5億ドル(約1103億円)が新たに流入したことを報告した。

グレースケールへの年間投資額はすでに24億ドルに達している。これは、グレースケールが設立された2013年から2019年までの累積流入額12億ドルを大幅に上回る。

経済の不確実性が高まっていることが背景にあり、デジタル資産のエクスポージャーに対する持続的な需要を示している。

仮想通貨投資ファンド10T Holdings社の創設者であるDan Tapiero(@DTAPCAP)は、「このままいけば、グレイスケールを介してビットコイン供給が枯渇する可能性がある。新たに採掘されたビットコインの内77%という現在の数値がさらに増加すれば、ショーターは一巻の終わりだ。」などと指摘した。

グレースケールのビットコイン購入額は、2020年第3四半期に採掘されたBTCの77%に相当するとされる。

仮想通貨(暗号資産)のベテラントレーダーであるトーン・ベイズ氏はビットコイン(BTC)は3つの重要なエリアで強気となっており、今後は11000ドルを下回ることはないと考えている。

14日に公開されたベイズ氏のYouTubeチャンネルでビットコイン価格について楽観的な見方を示し、現在は弱気の兆候は全く見られないと主張した。

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