IMF(国際通貨基金)・金融資本市場局のディレクター、トビアス・エイドリアン(Tobias Adrian)氏は、米ブロックチェーン企業「R3」が開催したオンラインセミナー「Building CBDC: A Race To Reality」に登壇。民間部門と中央銀行の関わり方の違いによる中央銀行デジタル通貨(CBDC)の2つのモデルについて説明した。

1つ目のモデルは「シンセティック(合成)CBDC」、中央銀行の負債に裏付けられているが、商業銀行など民間部門の力を借りて発行されるもの。

エイドリアン氏は、民間部門は顧客のデューデリジェンス、ウォレットの設計、CBDCの流通を担当し、中央銀行は規制と監督を行うべきと指摘した。

2つ目は「中央集権型CBDC」で、中央銀行がCBDCの発行と決済を担う。

民間が生み出すイノベーション

2つのモデルを比較して同氏は、シンセティックCBDCモデルはより「根本的なレベル」で民間主導のイノベーションを促進するだろうと述べた。

同氏によると、民間が生み出すイノベーションは「技術革新のペースと、多くの中央銀行がリテールサービスの経験が乏しいことを考慮すると、きわめて価値の高いものになる可能性を秘めている」と述べる。

しかし、中央銀行が民間企業と提携することには、相互運用性や、競争の不公正さ、決済システムの安定性など、いくつかの潜在的な課題がある。

全体的には、どちらのモデルも「流動性が高く、安全な決済手段」を提供できると同氏は述べた。

多くの中央銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)への取り組みを表明している。なかでも、イングランド銀行と日本銀行、スウェーデンのリクスバンクの3行は慎重な姿勢を維持しているが、将来のCBDC発行の可能性について検討を始めている。

中国人民銀行は現在、2階層型モデルを推進している。デジタル人民元は大手企業を交えたテスト段階にある。

参考資料:https://www.coindeskjapan.com/73106/ 

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