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今週はイーサリアム基盤の分散型金融(DeFi)コンパウンド(Compound)が発行するトークンのCOMPがフィーバーした1週間だった。

25日にバイナンス、26日にコインベースがCOMPの上場を発表。6月20日には以前のDeFiトークントップのメーカーダオを抜いた。コンパウンドにロックされた資金は過去10日ほどで1億ドル(約107億円)から6億ドル(約640億円)超まで急増。COMPの価格は、過去1週間で約27%も急騰した。

ブロックチェーン研究を手がけるメサーリ共同創業者のライアン・セルキス氏は、COMPについて第2のICO(イニシャル・コイン・オファリング)になる可能性があるとみている。

(出典:DeFiMarketCap.io 「コンパウンドにロックされた資金(90日間)」)

COMPとは

COMPは、イーサリアムの規格の1つであるERC20のガバナンストークン。コンパウンドのプロトコルに対する変更を決定したり議論に参加したりするための権利を保有者に与える。

コンパウンドは、「アプリや開発者が永遠に頼れる金融インフラを作ること」を目的としている。6月15日、コンパウンドの管理権を会社からトークン保有者に移行するためCOMPの配布を開始。全供給量の42%が今後4年間かけてコンパウンドで貸し借りをするユーザーに配布する。

第2のICO?

セルキス氏によると、現在トレーダーはコンパウンドで貸し借りを精力的に行って取得するCOMPの量を最大化し、利益を生み出そうとしている。この現象は「流動性マイニング」と呼ばれているという。

「トークン販売のように見えないし感じないかもしれないが、間違えるな。コンパウンドに出資したベンチャーキャピタリストは、完全にトークン割り当て目的で投資した。コンパウンドの初期投資家であるお馴染みの顔ぶれは、COMPトークンの現在の立ち位置にかなり満足している。

・a16z - 7900万ドル(約84億円)
・ポリチェーン・キャピタル(Polychain Capital)-7500万ドル(約80億円)
・パラディム(Paradigm)-2600万ドル(約28億円)
・ドラゴンフライ・キャピタル(Dragonfly Capital)-7300万ドル(約78億円)」

セルキス氏は、今後投資家は、彼らの出資がトークンの割り当てとなって返ってくることを要求することになるだろうと予想している。

なぜ仮想通貨イーサは上昇しない?

一方、仮想通貨イーサ(ETH)は過去1週間で1%未満の上昇にとどまっている。

(出典:Coin360 「イーサ/米ドル(1週間)」)

イーサリアム基盤のトークンが上昇しているのに、なぜイーサは上昇しないのだろうか?

セルキス氏によると、ICOと異なりDeFiトークンはイーサを購入しなくても参加できると指摘。ステーブルコインや単純に銀行口座を使ってコインベースなどの取引所でCOMPなどDeFiトークンを購入できると解説した。

ただ、同氏はイーサリアムがデジタル経済のバージョンアップに貢献しているのは確かであることは指摘している。

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/the-second-ico-the-reason-for-comp-fever-and-eths-silence 

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