ステーキングへの期待(Ethereum2.0 フェーズ0)

まずステーキングへの期待です。イーサリアムがプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行することは以前から予定されていましたが、ついに2020年にその移行が部分的に始まることが目論まれています。

もっともこの移行は段階的に行われる予定であり、すぐには完了しないものの、あくまで移行の第一段階です。2020年6月時点での見通しでは、公式テストネットが夏頃に公開され、年内にメインネットでのステーキングが始まるのではないかと予想されます。(スケジュールは常に遅延する可能性があるため、あくまで現時点での見通しです)

ステーキングが始まると、これまでのプルーフ・オブ・マイニング(PoW)のマイニングと異なり、ETHをロックアップしてブロック生成に参加をする仕組みになります。PoSが始まると、ステーキングに参加をするにはETHが必要でありためその使用用途が増えることと、売却される浮動トークンが市場から減ることを意味します。これを価格上昇に結びつける思惑が市場にあるのだろうと推察されます。

マネタリーポリシーの変化

次にETHのマネタリーポリシーの変化です。ETHは、1ブロックあたりのマイナー報酬が過去と比較して減少しています。これは市場へのETHの供給量が少なくなっているので、価格の上昇に結びつきやすいです。これについては下記のコラムがより詳しいです。

【関連】
イーサリアム(ETH)のマイニング報酬引き下げ提案は価格に大きく影響するのか?

加えて、現在EIP1559という将来のトランザクション手数料モデルの変更が開発者コミュニティで議論されています。EIP1559の内容は以下の要素を含みます。

  • BASE FEE (基本手数料)をベースにしたオークションモデルへの変更
  • BASE FEEで支払われたトランザクション手数料のバーン

つまるところ、トランザクション手数料で使用されるETHはこれまでマイナーの収入であったものの、この方針が決定されると、バーンされ市場から消失されるというモデルになります。これが実現すると、当然ETHの希少性は増します。

機関投資家のマーケットが開く

最後に機関投資家市場でこれまでETHは投資手段が限られていたものの、少しづつ開かれ始めています。ビットコインはバックト(Bakkt)で現物受け渡しの取引所が2019年から開設されており、CMEの先物は既に2年以上開かれているマーケットです。

一方、ETHはこれまでこういった市場は限定的でした。しかし、2020年に入り米エリスX(ErisX)が、現物引渡のETH先物契約を開始すると発表しています。また、米仮想通貨投資信託提供企業大手のグレースケール社は、2020年の約4ヶ月で新たに採掘されたETHの半数を投資信託向けに買い付けていることが指摘されています。機関投資家市場でのETHの評価が変わっていると言えます。

これらが現在のETHの強気な相場の背景です。投資には自身での調査が必須ではありますが、参考になれば幸いです。

参考資料:https://coinchoice.net/three-reasons-why-eth-price-will-increase-in-2020_202006/ 

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