「FRB(米連邦準備制度理事会)なしでも安定できた」3月13日の金曜日以降のビットコインの動きについて、改めて評価する声が仮想通貨市場からは出ている。

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仮想通貨市場は暴落してもサーキットブレーカーはない。中央銀行も助けに来てくれない。3月13日に目撃したように1日に数十パーセント暴落しても純粋にマーケットに身を任せるしかない。仮想通貨市場には休憩時間はないし、運営時間もない。

だからこそ、仮想通貨市場こそが「フリーマーケット(自由市場)」と言えるのかもしれない。

そしてそのフリーマーケットの中で、ビットコイン価格は持ち直した。もちろん1ヶ月前と比べて45%以上急落していて資金面だけでなく精神面でのダメージは大きいままだ。しかし、それでも過去1年間で25%ほどのプラスとなっている。

「FRB(米連邦準備制度理事会)なしでも安定できた」

3月13日の金曜日以降のビットコインの動きについて、改めて評価する声が仮想通貨市場からは出ている。

(出典:Coin360 日本時間3月14日18時30分時点)

フリーマーケットとしてのビットコイン

株式市場は、フリーマーケットとは何かを忘れてしまったーーー。

モルガン・クリーク・デジタル創業者のアンソニー・ポンプリアーノ氏は、ニュースレターの中で上記のように指摘した。

株価が下落する時に投資家は、自分の投資判断を責めるのではなくFRBの介入を求める。「ウォール街は刺激策の中毒になっており、”資本家”たちは支援を懇願している」と同氏は批判する。

資本家に””がついている理由は、資本家なら本来なら社会主義的な解決策を求めないはずなのにという皮肉だ。

そして伝統的な株投資家にとって最悪なのは、最近FRBの救済策が効かなくなってきたということだ。

12日、FRBは1.5兆ドル(約162兆円)の以上を短期金融市場に供給すると発表した。米国株式市場は発表を受けて反発したものの、すぐに下落。ダウ平均株価の下げ幅は2352ドルとなった。

3月13日のダウ平均株価は、1985ドルで取引を終えた。背景には、トランプ大統領が新型コロナウイルスに関して国家非常事態を宣言し、米景気対策のために全力を注ぐ姿勢を示したことがあると考えられている。

一方、仮想通貨ビットコイン市場にはFRBの救済はない。それにもかかわらず持ちこたえたビットコインをベテラン投資家のダン・タピエロ氏は次のように評価した

「BTCは、世界で唯一のフリーマーケットだ。BTCは1日で50%下がったのに政府の助けを必要とせずに安定した唯一の資産だ。今後も大丈夫だろう」

ポンプリーアーノ氏は、11年ぶりの経済危機に直面する中、ビットコインの真価が問われていると考えている。

「どちらのシステムを選ぶかはあなた次第だ。私は(a)マーケットを閉鎖し(b)数兆ドルを印刷して気まぐれで私の通貨の価値を下げ(c)自分たちが何をやっているかなぜやっているか米国人に嘘をついてきた歴史を持つ人々の手に私が築き上げた富を委ねるのは不安だ

今ビットコインを買い漁る人々

ビットコインの潜在力を信じる人が減っていないことをデータも示している。

コインメトリックスは、市場時価総額と実現時価総額の割合から昨日の暴落でビットコインを売りに出した人は新参者であることを明らかにした。ロシアに亡命中のスノーデン氏は、「今日ほどビットコインを買いたいと思った日はない」と発言している

また、仮想通貨データ分析会社のルナークラッシュ(Lunarcrush)によると、ビットコインが暴落する中でビットコインの強気心理指数が急上昇した。

(出典:Lunarcrush 「ビットコイン価格(黒)と強気心理(青)」)

ルナークラッシュは、ツイッターやレディットなどSNSへの投稿からビットコインの心理を計測している。

クオンタムエコノミックス創業者のマティ・グリーンスパン氏は、ニュースレターの中で「今回の暴落で痛手を受けたものの押し目買いをするためにすぐに資金を追加する」と述べている。 

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/bitcoin-got-stabilized-without-frbs-bailout 

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