世界はドル支配に取って代わるデジタル通貨の到来を予測

Boombergは国際通貨基金(IMF)の金融カウンセラー兼金融資本市場部門ディレクターのトビアス・エイドリアン(Tobias Adrian)氏の次のような見解を引用しいます。「米国そして世界のほかの国々が、大きな混乱に陥るのは時間の問題である。新しいテクノロジーは控えめに見ても、かなり急速に世界の新たな決済システムの方向に向かう可能性がある」。

一方、仮想通貨メディアのコインデスク(Coindesk)によると、ダラス連邦銀行のロブ・カプラン(Rob Laplan)総裁が「われわれ連邦準備銀行は、デジタル通貨の開発を追求したり進めたりしてはいないが、実際に検討し、議論するべき問題だ」と報じています。同総裁は、「米ドルはこのままでは永久に、世界の準備金とはなり得ないかもしれない」との見解を示して、次のように指摘しました。

「世界中の人々がドルとドル支配環境に取って代わるものを懸命に探求している。その理由は、彼らがそれ(米ドル)に投資すればするほど、経済制裁や関税を課せられるなどの影響を受ける。それが現在進行中の事態である」

FRBの無策を批判、金融界にデジタル米ドルを生み出す機運高まる

FRBが米国内利用に限った新たな、より迅速な決済システムを開発することを「真摯に検討中」であると8月に報じられました。しかし、仮想通貨関連の本の著者であるマーク・ジェフリー(Mark Jeffrey)氏は、「これはウーバー(Uber)に対応しようとするタクシー業界を見ているようなもので、その試みは喜劇と悲劇のはざまのようなもの」とコメントしています。同氏は「FRBはイノベーションあるいは競争を強いられたことはなく、どうしたらいいか全くアイディアは持ち合わせない」と皮肉っています。

モルガンクリークデジタル(Morgan Clreek Digital)の共同創業者であるアンソニー・ポンプリアーノ(Anthony Pompliano)氏は、政界や金融界は「米国のデジタル米ドルを生み出そうというアイディアは、盛り上がっている」と指摘します。

カナダやフランスなど主要国がデジタル通貨の可能性を探求

米国外に目を向けると、隣国のカナダはデジタル通貨を開発するプロジェクトを真剣に検討しています。カナダ中央銀行(Bank of Canada)は、仮想通貨の直接的な脅威と戦い、(国民による)マネーの使い方に関する情報を収集する金融当局を支援するとの報告書を作成しました。その中でデジタル通貨の利点について、「個人データは受取人には分からないが、警察や税務当局は共有できる」との大胆な見方まで記載しています。

一方、欧州ではフランス銀行(Banque de France=BdF)のデニス・ボー(Denis Beau)副総裁は、「中銀発行がさまざまな形のデジタル通貨 を試してみることを避けてはならない」と提言。すべての国の金融当局が、仮想通貨の規制システムを標準化することを呼びかけとともに、中国のように仮想通貨を禁止するのも標準化へのアプローチの1つである語りました。

そのロジックの中で同副総裁はfacebookが計画するリブラ(Libra)について、「規模が大きく利用範囲も広いステーブルコインは、システム全体の重要性、競争的政策、金融システムに対する新たな挑戦になりうる」と警戒心をあらわにしています。

参考資料:https://coinchoice.net/bloomberg-doubt-developed-countries-united-states-frb-reluctance-digital-currency_201910/ 

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