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30日午後6時30頃の仮想通貨相場は、主要仮想通貨を中心に小幅な上昇となっている。韓国の大手取引所ビッサムが仮想通貨流出のため出入金を一時的に停止したことを発表したものの、市場関係者はこれまでのところ冷静に受け止めているようだ。ただ仮想通貨投資ファンド、ブルー・ブロック・キャピタルのデビッド・キムCEOは、コインテレグラフ日本版に対して、週明けの動きに警戒した方が良いと話した。

(出典:CoinMarketCap「ビットコイン(BTC)/米ドル(1日)」)

内部犯か?

本日の正午過ぎ、韓国の仮想通貨取引所ビッサムがハッキングされて300万EOS(約14億円)と2000万XRP(約6.8億円)が流出したというツイートが国内外を含めて一気に拡散された。

ツイートをした人物は、仮想通貨投資会社プリミティブ・ベンチャーズの創業メンバーであるドビー・ワン氏。仮想通貨インフルエンサーとして知られている。ワン氏は、ビッサムのセキュリティ監査をしている企業から確認したと述べた。

その後15時頃、ビッサムが「ビッサムの仮想通貨が不自然に引き出されていた」ことを理由に、出入金の停止をしていると発表。外部のハッカーによるものではなく「内部の事故」だと説明した。

ビッサムによると流出した仮想通貨はすべてビッサム所有のものであり、顧客のものではないと強調。「他の全ての資産は(オフライン管理の)コールドウォレットで管理されている」と述べた。

ビッサムは、昨年のハッキング以来、外部からのハッキング対策をしてきたものの、「内部スタッフの確認は怠っていたのは過ちだった」と認めた。現在、他の取引所などと協力して、行方不明となっている仮想通貨を取り戻そうとしていることを明かした。

ビッサムは、どのくらいの額の仮想通貨が流出したのか、明らかにしていない。

韓国のメディアによると、ビッサムに不満を持つ従業員の犯行ではないかと見られているそうだ。すでに警察も動き出しているという。

現在のところ仮想通貨相場に対する影響は、限定的だ。ハッキングにあったとされるEOSは過去24時間で1%の下落、XRPは1%の上昇と小幅な値動きに止まっている(出典:CoinMarketCap)。

週明けに警戒

トビー・ワン氏によるビッサムのハッキング疑惑ツイートを受けて、仮想通貨投資ファンドであるブルー・ブロック・キャピタルのデビッド・キムCEOは、コインテレグラフ日本版に対して、週明けの動きに警戒した方が良いと話した。

キム氏は、「もし本当なら、来週にマーケットは下落するだろう」と予想。「ハッカーはすぐに全てを売りに出そうする」と指摘し、投資家はみんなそのことを知っているので「彼らも売りに走り、売りが止まったところで買い戻すだろう」と述べた。

また、キム氏によると、ビットコインETFの審査延期も大きいという。今朝方、SEC(米証券取引委員会)は申請されている2つのビットコインETFの審査が延期すると発表した。さらにキム氏は、「3カ月間、上昇相場が続いた」ため、小休止してもおかしくないと述べた。 

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/the-impact-of-alleged-bithumb-hacking-is-negligible-to-the-market 


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