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ブロックチェーン関連の開発企業パリティ・テクノロジーズのリリースマネージャー、アフリ・シェーデン氏は、自身のツイートがさまざまなソーシャルメディアで物議をかもしたため、イーサリアム(ETH)プロジェクトから脱退すると明かした。2月21日、ブロックチェーンメディア「ブレーカーマグ」が報じている

シェーデン氏は、いくつかのツイートの中でセレニティ(Serenity)を批判した。セレニティは、コンセンサスアルゴリズムとしてPoS(プルーフ・オブ・ステークアルゴリズム)を採用するイーサリアム 2.0への最終アップデートにあたるものだ。削除されたつぶやきの中には、次のように書かれていたという。

ポルカドット(Polkadot)が、セレニティ(Serenity)にあるべき姿をもたらす

パリティ・テクノロジーズは、イーサリアムで著名なクライアントのひとつ、「パリティ」を開発している。ポルカドットは、さまざまなブロックチェーンをリンクし、分散型仮想通貨プラットフォーム間の相互運用性を高める目的で開発されたパリティの次期プロトコルだ。

シェーデン氏は、ブレーカーマグに対して「ETHや関連プロジェクトにはもう取り組んでいない」と話したが、パリティ・テクノロジーズには残る予定だという。

彼は最近のツイートの意味を説明した。

ポルカドットはETHの直接の競合相手ではなく、ETHのようなチェーンは常にポルカドットにとって不可欠な存在だった。私のつぶやきの焦点はポルカドットや競争ではなかったものの、私にとってセレニティの展開はあまりにも遅く、それが問題にもならないことを恐れていた。人々はそれを理解しておらず、メッセージが伝わらなかったのは、私のせいだ。

シェーデン氏に対して裏切り者と呼ぶ声が上がった他、パリティは利益相反ではといった声も上がった。その後シェーデン氏は、イーサリアムからの脱退を強いられたことをツイートで明らかにした

私はソーシャルメディアをやめず、ETHを辞めた。私は暗くならず、コミュニティーをただ去った。ハードフォークの調整、テストネットの立ち上げ、そのほかの貢献も行っていない。ポルカドットには取り組んでおらず、ETHに取り組んでいた。私はETHを嫌っておらず、ETHが好きだった。

イーサリアム 2.0のプレリリースは、2月初頭に公開された。現在のコンセンサスアルゴリズムPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステークアルゴリズム)への移行を緩和するため、ETHネットワークのアップグレードである「コンスタンチノープル」ハードフォーク(イーサリアム改善案、EIPを含む)は2月27日に予定されている

コンスタンチノープルは、ロプステン(Ropsten)テストネットで検出されたコンセンサスの問題により、2018年10月に最初の延期に直面した。 2019年1月に、スマートコントラクト監査企業チェーンセキュリティー(ChainSecurity)がコンスタンチノープルに脆弱性を発見した。 スマートコントラクトに対して特定のコマンドを使用し、繰り返し資金の引き出しを要求することで仮想通貨を盗めるリエントラント攻撃が可能となっており、これが別の問題も発生させていた。

なお、ブロックチェーン起業家アンドレアス・クリストフ氏は、シェーデン氏がセレニティの遅延を直接担当していたことをツイートしている。 

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/parity-developer-quits-ethereum-projects-amid-outrage-sparked-by-recent-tweet 

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