ビットコイン(BTC)は誰が買っていた?

こちらの問いに対して、ある程度議論も出尽くした感があります。先月発表されたテキサス大学Griffin教授のレポートは、かなり精度が高いものと感じました。そのレポートを元にすると、Tether(USDペッグのコイン)発行時に集められた資金によってビットコイン(BTC)が買い支えられていたことはある程度事実なのかもしれません。

実際、レポートのサマリーだけを読んで、市場操作・価格高騰を演出などと騒ぐのは簡単ですが、もう少し本質をみていきましょう。

ビットコイン(BTC)はいつ買われた?

市場操作が疑われるタイミングは常に、ビットコイン(BTC)の価格が一定値以上下落した場合ということです。下記は、2018年から過去1年間のビットコイン(BTC)の価格およびマーケットキャップの推移です。

2018年から過去1年間のビットコイン(BTC)の価格およびマーケットキャップの推移

出典:CoinMarketCap

12月より何度かビットコイン(BTC)の急激な下落が発生し、その際に、Tether(USDT)の資金が買い支えを行なっていたようです。ここで大事なのは、「買い支えていた」ということです。

マーケットにおいて、下落という不安要素を速やかに打ち消すことで、購入の参加者を呼び込むのです。大事なのは、「誰かに高く買ってもらう」ことです。なので、下落時に買い支えるだけであって、もちろん自分たちが率先して高値で買うわけではありません。

下記は、2018年から過去1年間のTetherのマーケットキャップの推移です。

2018年から過去1年間のTetherのマーケットキャップの推移

出典:CoinMarketCap

確かに、12月から1月における急激なマーケットキャップ(発行量)の増加時期と、ビットコイン(BTC)の価格上昇の時期は一致します。もちろん、このグラフだけ見て、騒いでも仕方ありませんので詳細はレポートを読んでください。

次は誰が買うのか?

Tether(USDT)の手持ち資金が今あるかどうかなど、それはあまり問題ではないですし、読者の興味は、ビットコイン(BTC)が上がるのか下がるのか?っということだと思います。その問いは、言い換えれば「次は誰が買うのか?」という問いと同じだと思います。

残念ながらTether(USDT)絡みの買いを期待するのは厳しいでしょう。では、このまま下がって行くのでしょうか?上がるか下がるか?占い師に聞いても2択なので50%で当たります。ここで違った視点でアドバイスをして、今回の記事の終わりとしたいと思います。

私含め、にわかな理解より、このようなことを専門として四六時中研究している人を参考にするべきです。先ほどの、テキサス大学Griffin教授は先物市場を長年研究しているプロです。レポートを読み返してみると面白い指摘があります。

「なぜ、取引所ってハッキングされるんだろうね……」

これは、簡単に言えば、ハッキングされてるんでなくて、取引所が勝手に顧客の資産をつかってるよ! と言っているんですね。

ビットコイン(BTC)に対する価格上昇の期待が、取引所の顧客資産の流用するモチベーションを与えるというシステムとしては好ましくない状況になっていると思います。

しかし、日本においては金融庁主導により、現状で顧客資産を流用することは極めて困難です。よって、日本居住者で日本の取引所を利用する場合は、海外の業者を利用している方よりも、取引所の顧客資産の流用するリスクが低い状況で取引に参加できます。

テキサス大学Griffin教授によれば、今後もハッキングは頻発するだろうということです。取引所が流用するリスクをとっても参加する人が海外でいる間、言い換えれば、「ハッキングのニュースをみる間」は、顧客資産を流用でもなんでもしてビットコイン(BTC)を買ってくれる人がいると思っていいのではないでしょうか?

参考資料:https://coinchoice.net/is-bitcoin-really-un-tethered/ 

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