◆ビットコイン、リップル、イーサ、リスクetc. 3賢人が本音で語った

「ビットコインの値動きは昨年に比べて緩やかになっていくでしょう。昨年のように20倍の上昇は望めず、3~5倍程度上がれば御の字では」

 こう話すのは著名仮想通貨投資家のヨーロピアン氏。今や仮想通貨は注目の的だ。個人投資家が続々と参入してきた結果、昨年は大爆騰劇を演じた。しかし、すでに大手取引所ビットフライヤーだけで口座数は100万件を突破。「全取引所の口座数と、FX(為替証拠金取引)の口座数(約500万件)を比較すると、今年中に新規参入者が頭打ちになる可能性があるため、上昇スピードは衰える」(ヨーロピアン氏)というのだ。

 とはいえ、年初から3倍でも500万円。5倍なら830万円。株を大幅に上回るリターンが期待できる可能性は高い。仮想通貨ブロガーのパイオニアとして知られる大石哲之氏も次のように話す。

「最大の焦点は法人投資家を取り込めるか否か。昨年末にシカゴ市場でビットコイン先物が上場しましたが、何度も失敗しているETFの組成が米当局に認可され、大口の法人投資家を呼び込むことに成功すれば、上昇が期待できる。ターゲットは保守的に見て3万5000ドルです」

 日本では頭打ちになっても、海外での需要が爆発的に高まる可能性もある。ビットコイン・エバンジェリストとしてその名が知られる東晃慈氏が話す。

「海外市場を調査する機会も多いのですが、世界ではまだ盛り上がっていない国が圧倒的。特に金融インフラが未整備で今後の実需拡大が期待される新興国では、ビットコインが認知すらされていない状態。そうした国々でのインフラや法整備が進めば、まだまだ伸びしろが期待できます」

 その半面、昨年後半に露呈したのがビットコインの送金コスト高騰問題。送金の承認までに1週間待たされたり、数千円の手数料がかかったりと、ビットコインの実用性に疑問符がつけられた。ただし、「その意味もあって、今年の注目はセカンドレイヤーの技術です。水面下で静かに浸透し、手数料問題は徐々に解消されていく方向です」と東氏が解説するように、対策は着実に進んでいる。

「その技術の一つがブロックチェーンへの取引データの書き込みをすっ飛ばすことができる『ライトニングネットワーク』。すでにメインネットが稼働しており、即時決済・手数料無料でビットコインが電子マネーのように使えてしまう。利用するのは当面、先進的な一部ユーザーに限られるでしょうが、この技術によって手数料問題は解決されるでしょう」(大石氏)

◆「PoS」への移行で脚光浴びるイーサリアム

 一方、ビットコインの手数料問題を手掛かりにして昨年、大きく値上がりを見せたのがビットコインキャッシュ(BCH)だった。

「日本ではSBIグループがBCH支持を打ち出し、韓国でも投機的な熱狂を見せています。韓国でのBCH熱がさらに高まり、ビットコインのセカンドレイヤー技術が思うように進まない場合、ビットコインの市場価値に迫る可能性もゼロではありません」(東氏)

 技術面での競争が本格化してくれば、ビットコインの王座も安泰とは言えない。ここで注目されるのはイーサリアム(ETH)だ。

「ICO企業や開発者の強力な支持を受け、昨年はビットコインとの差を急速に縮める場面もありました。『プルーフ・オブ・ステーク』(PoS)への移行もテスト段階まできています。PoSが実現すれば、ビットコインのように送金詰まりが発生したり、マイナー(採掘者)に高い手数料を支払う必要がなくなる。ビットコインのセカンドレイヤーの浸透が遅れれば、ETHに人気が集まる可能性もある」(同)

 ヨーロピアン氏もETHに注目しているという。

「ETHはICOで新たなトークン(コイン)を発行するのに便利なうえ、ブロックチェーン上で特定の“契約”を自動執行する『スマートコントラクト』という技術を実現しています。要は、ビットコインをはじめとした他の仮想通貨としっかり差別化できている。『次のビットコイン』として、こうした特徴がクローズアップされれば、昨年6月につけた高値1ETH=0.15BTCの回復はありえる。逆にライトコイン(LTC)など、差別化が難しいコインの上昇率は抑えられるのかもしれません」

 一方で、仮想通貨時価総額トップ3の一角リップル(XRP)の値動きはBTCやETHと異なる可能性があるという。

「大企業や銀行との提携などのニュースで500円程度まで上がる場面はあるかもしれません。しかし、リップルは誰もがマイニングできるわけではなく、総発行量の約60%をリップル社が保有するなど、よくも悪くも中央集権的で、“仮想通貨らしく”ないんです」(ヨーロピアン氏)

 総合すると、昨年は値動き先行で仮想通貨熱が高まったが、今年はライトニングネットワークをはじめとした仮想通貨の“技術”に注目が集まる年か。ビットコインの王座を揺るがすコインが現れるのか注目したい。

《’18年 主要仮想通貨の高値予想》

●ビットコイン(BTC)

目標価格385万円

過去最高値230万円

「銀行やファンドなどをどこまで取り込めるかが焦点。リスクはマイニングの拡大の遅れ」(大石氏)。「送金コストが高騰している問題はセカンドレイヤー技術によって解決の方向へ向かいそう」(東氏)

●イーサリアム(ETH)

目標価格40万円

過去最高値16万円

「スマートコントラクトやICOのベース通貨となるなど、特徴が明確で“次のビットコイン”として注目を集めやすい。対BTCで0.15程度までの上昇が期待できる」(ヨーロピアン氏)

●リップル(XRP)

目標価格500円

過去最高値384円

「ほかと異なり中央集権的な通貨であるため、リップル社のアナウンスで急騰する場面も」(東氏)。「単価が小さく個人の人気を集めやすいため500円まで上昇余地あり」(ヨーロピアン氏)

●リスク(LISK)

目標価格6000円

過去最高値4000円

「ETHと同じように通貨としての特徴が明確だが、知名度は劣る。技術面での差異は大衆に理解されづらく、上昇率はETHに劣ると予想」(ヨーロピアン氏)。直近の2000円台から3倍高が順当か

●ビットコインキャッシュ(BCH)

目標価格0.5BTC

過去最高値0.28BTC

「韓国での盛り上がりや企業・取引所の採用状況次第で急騰の可能性あり」(東氏)。「大手マイニング企業トップのジハンがBCHと距離を取りつつあるのが気掛かり」(ヨーロピアン氏)だが上昇期待は大

●匿名系通貨(DASH、XMR、ZEC)

急落注意!

「匿名送金が可能な3通貨を取引できるコインチェックとKrakenはいまだ金融庁の仮想通貨交換業者の登録が下りていない。取り扱いリストから外れる可能性もある」(ヨーロピアン氏)


参考URL:https://m.finance.yahoo.co.jp/news/detail/20180205-00159720-hbol-column 

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