仮想通貨相場が回復の兆しをみせている。多くの仮想通貨は22日に30%以上下落したが、これまでの24時間で10~20%戻している。
74兆円あった時価総額も一時50兆円を割り込んでいたが、現在では64兆円まで戻している。
ビットコイン価格はほんの数日で史上最高値となる20000ドルから11970ドルまで下落。現在は14600ドル付近で推移している。
ビットコインに次ぐ仮想通貨のイーサリアムも、3.3兆円相当の時価総額を失ったが現在8兆円まで回復している。欧州の取引所では720ドル程度で取引されているが、韓国市場では906ドルをつけている。
ここ48時間で一番高いボラティリティを経験したのはビットコインキャッシュだろう。3909ドルから1970ドルに下げた後反発。現在は3400ドルと全戻しに近い状態だ。
ビットコインキャッシュ取扱いの発表をきっかけにコインベースにおけるインサイダー取引疑惑が起こる中の波乱相場だった。
弱気相場のはじまりか、年末年始の恒例行事か
米CMEグループにおけるビットコイン先物が17日に取引を開始して以来、激烈なボラティリティ相場が到来した。
20日、ライトコイン創始者で元コインベース幹部のチャーリー・リー氏が自身の保有するライトコインを全て売却。理由として利益相反の問題をあげていたが、一部ではこれを疑問する声もあがっていた。というのもリー氏は11日、「ライトコインが20ドルに下がるほど数年間続く弱気市場がはじまるだろう」と予言していたからだ。
今回の暴落の原因は明らかになっていないが、ビットコインに早くから関わってきたグループには意に介さない人が多い。
ビットコイン基金創立者のチャーリー・シュレム氏も、旧約聖書の言葉を引用し50%近い下げは毎年恒例の出来事だとしている。
「太陽の下に新しきものなしーー」。
何事もなかったように仮想通貨は伸び続けるのだろうか。
参考URL:https://jp.cointelegraph.com/news/cryptocurrency-market-recovering-after-massive-correction
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