NEM(ネム)は日本でも人気のある暗号通貨で、NEMを支持する有志によって活発に普及活動や関連サービスの開発が行われています。
この記事の中では開発が盛んな理由と日本でできたサービスの例を紹介します。
NEMはビットコイン2.0プロジェクト
Bitcoin2.0プロジェクトとは、ブロックチェーン技術等を用いて通貨以外の+αな機能を持たせたものになります。イーサリアム(ETH)もこのカテゴリに含まれます。
NEMは独自のブロックチェーンを用いて通貨以外のサービスにも使えるように設計されています。
API(Application Programming interface)機能が公開されており、この機能を利用することにより、WEBページを作るかのように簡単にアプリケーションを作ることが可能となっています。
APIの使いやすさから、日本でもNEM関連のサービスが立ち上がっています。
日本発信のNEM関連サービスにはどんなものがある?
今回は日本のNEM関連サービスとして以下の4つを紹介します。
1.XEMBook
2.マスターノードバンク
3.NEM Twitter tip bot
4.オープンアポスティーユ
1. XEMBookとは?
XEMBookは銀行の通帳のようなものです。
NEMのウォレット(Nanowallet)にログイン不要で、NEMの通貨単位であるXEM(ゼム)の残高確認や日本円時価総額、重要度スコアを確認することができます。
(重要度スコアは、自身のアカウントのNEMに対する重要度が表示されます)また各取引所のXEM価格や入手金履歴も確認できます。NEMの特徴であるハーベスト収入(重要度スコアによって収入を得ることができます)の履歴も確認することが可能です。
XEMBookを開き、自身のNEMアドレスを入力するだけで上記の確認がたった1ページで可能となっています。
参考:XEMBook(http://xembook.net/)
2. マスターノードバンクとは?
暗号通貨のレンディングサービスです。暗号通貨を預けることで、定期満了後に利子を追加して返却されるサービスです。
利子が追加される仕組みとしては、暗号通貨のフルノードを構築し、取引承認アルゴリズムによって得られる収入を利子として追加する仕組みとなっています。
暗号通貨では、フルノードによってに収入を得ることが可能ですが、フルノードを立てるためには大きな資金が必要となります。現在はNEMでの預入プランのみとなっています。(年利1.5%か年利2.0%)銀行にお金を預入して運用してもらい利子を追加して返却するのと似ているかもしれません。
またフルノードを利用することは暗号通貨の醍醐味で、かつ暗号通貨にも貢献できるものとなっています。
参考:Master Node Bank(https://www.masternodebank.com/)
3. NEM Twitter tip botとは?
TwitterでNEMのモザイクをやりとりできるサービスです。
XEMや自分で作ったモザイクをTwitterを使い簡単に送金することができます。用意するのはTwitterアカウントと、送りたいXEMやモザイクのみです。
送りたい相手のTwitterIDとコマンドをツイートするという、とても簡単な作業で送金することができます。SNS上で投げ銭のようにちょっとした気持ちで使えるのではないでしょうか?
法定通貨では不可能だったマイクロペイメントを活かしたサービスと言えると思います。日頃の感謝を込めて送ってみましょう。
参考:NEM Twitter tip bot(https://namuyan.github.io/nem-tip-bot/)
4. オープンアポスティーユとは?
NEMのウォレットであるNano walletにはApostille(アポスティーユ)という公証に使えるサービスがあります。
Open Apostilleでは、Nano walletでApostilleしたパブリックの証明を公開するサービスです。Apostilleは公の証明に使うことができ、不動産登記証明や借用書、契約書、著作権の証明、特許の登録証明、アイディアの投稿など様々な公的証明に使うことができます。
Blockchain技術を利用することで、特定の第三者機関なしに証明できるのもで、革命的とも言えます。Open Apostilleにアップロードすることで、登録した内容を公開することができ、また詳細を誰もが閲覧できる仕組みとなっています。
検索機能も充実しており、タグ付けすることで簡単に過去の登録内容を検索することもできます。
参考:Open Apostille(https://www.openapostille.net/)
NEMはコアなエンジニアでなくてもAPIを利用することで、簡単にサービスを立ち上げることが可能となっています。
アイディア溢れる新しいサービスを考えて作ってみてはいかがでしょう!?ブロックチェーン技術は何にでも応用できる訳ではないですが、その技術の特異性をうまく利用することで、現行の仕組みを単純化できたり、また一風変わったサービスを作ることも可能だと思います。
NEMの人気の1つには、このAPI機能の使いやすさがあるのかも知れません。
参考URL:https://coinchoice.net/nem_service_jp/
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