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5月25日、暗号通貨の取引量は43億ドルに達し、ビットコイン、イーサリアム、リップル、イーサリアム・クラシック、ライトコイン、そしてNEMなどの主要暗号通貨が牽引し、過去最大の取引量を記録した。

ビットコイン開発に携わる起業家のジミー・ソング氏は、暗号通貨の取引量をNASDAQのような主要証券取引所の取引量と比較している。暗号通貨市場の取引量は、NASDAQなどに比べるとそのほんの一部に過ぎないが、タイやオーストラリアの証券取引所における取引量にほぼ近づいてきている。

暗号通貨市場が、主要証券取引所、その中でも特に1兆ドルクラブ入りを果たしている16の証券取引所の取引量に近づくためには、暗号通貨市場は数百兆ドル規模の時価総額をトータルで達成する必要がある。現在の暗号通貨の市場規模は、7,100億ドルだ。

暗号通貨への投資

投資家やトレーダーたちは、様々な理由から暗号通貨に投資している。エンタープライズ・イーサリアム・アライアンスが様々な企業と戦略的なパートナーシップを結んでいることからイーサリアムに投資する人もいれば、日本銀行コンソーシアムや主要金融機関と提携していることから、世界で三番目に巨大な暗号通貨であるリップルに投資する人もいる。

カジュアル投資家や機関投資家の多くが、潜在的な経済的不確実性や財政不安を回避しようと安全資産としてビットコインに投資しており、フィデリティ・インベストメンツのように、積極的にビットコインやイーサリアムをマイニングすることで、ライトニングのようなレイヤー2によるマイクロペイメントの技術をテストし、暗号通貨の可能性に投資する投資会社もある。

暗号通貨への需要が増え続け、投資家たちが既存の金融システムに対する代替手段として暗号通貨を認識し始めれば、将来的に、主要な証券取引所の成長率、時価総額、および取引量を暗号通貨市場が上回る可能性は十分にある。

驚くべき資金調達方法

さらには、公開企業による新規株式公開 (IPO)のように、ブロックチェーン・スタートアップや、Kikのような商業会社の中には透明性の高い分散的な方法であるICOによりトークンを売り出す企業がしばしばある。

アナリストたちは、ICOの合法性や米国証券取引委員会からの反応などに対して懸念を示しているが、ICOは理論上、仲介者を挟まずにスタートアップのための資金を調達することが可能な驚異的な方法である。さらに重要な点は、ICOは、コミュニティ内の人間であれば誰でも投資に参加でき、小規模投資家に対しても投資の機会を提供するすることが可能であるという点だ。

資金調達やICOによって成功を収めるスタートアップは、一般的にCoinMarketCapや取引所に自社のトークンを上場する。最近では、ブロックチェーンベースの予測市場プラットフォームであるGnosisが、ICOによって数百万ドルもの資金調達を行い、企業価値として3億ドルの評価を得ている。

Gnosisのトークンは米国に拠点を置く大手取引所Krakenに上場され、一ヶ月も立たない内に7位の順位を獲得している。

ある意味で、暗号通貨市場とICOのコンセプトは、証券取引と同様の質や特徴を体現しており、ICOは、高い透明性を実現した分散型自律証券取引といえるだろう。


参考URL:https://jp.cointelegraph.com/news/cryptocurrency-trading-volume-hits-43-bln-nears-stock-exchange-volumejp/jp



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