フランスに拠点を置く世界有数のグローバル金融グループ、BNPパリバのクライアント2社が、同銀行のブロックチェーンサービスを用いたリアルタイムの取引に参加したことが発表された。
参加したのはイタリアのスポーツ用品企業Panini Groupとオーストラリアの梱包企業Amcorの2社で、Panini Gruopのウェブサイトによれば同社は2014年に7億5100万ユーロの利益を出しているグローバル企業、Amcorも10億ドル規模のグローバルに活躍する企業だ。両企業の取引はリアルタイムで処理・決済された。
この支払いは、ドイツ、オランダ、イギリスにある銀行口座間のトランザクションを調整するために異なる通貨を用いた上で、たったの数分間で決済されたと同銀行は発表している。
Panini Groupの財務を担当するFabrizio Masinelli氏は声明の中で、「この概念実証は(ブロックチェーンの)技術がどれほど強力なもので、今日財務担当者が直面する主な課題に対して効果的かつ効率的に対応するためにどのような利用が可能なのかを示すものだ」と発表している。
BNPパリバはブロックチェーン基盤の決済に取り組むと同時に、より少額の投資家向けのための“ミニ債権(mini-bonds)”の試みと、ブロックチェーンを利用したクラウドファンディングの実験も行っている。
2017年に向けて、ブロックチェーンは初期の概念実証の段階から実際の価値を動かすプロダクトの段階へどのように移行してゆくのか注目される。
参考URL: https://www.coin-portal.net/2016/12/29/16229/
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