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「ビットコインは中央集権化している」とハーバード大の研究者らが発表

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「ビットコインは当初のビジョンと裏腹に中央集権化した」ハーバード大の研究者

 

ハーバード大学でブロックチェーンの研究に従事しているPrimavera De Filippi氏が、フランスのTelecom Paris Tech大学のBenjamin Loveluck准教授と共著で「ビットコインは当初のビジョンとは裏腹に少数の人によって掌握されている非常に中央集中化したネットワークになった」とする論文を発表した。

 

論文中ではビットコインの創設者とされるSatoshi Nakamoto氏のビジョンについて説明し、ビットコインの目的は非中央集中型の支払いシステムの開発であった事について述べた後で、結果としてその試みは“新しいテクノロジーを用いてプロトコルやルールのみによってインフラを自らガバナンスできると思っていたことはナイーブな考えであった”としている。また、このような数学的に非常に美しいシステムも、経済の仕組みに取り入れられていく事で当初の思惑とは別の未来にむかって進化していく性質を内包しているとも論じている。

 

論文ではオープンソース全体のエコシステムについて分析した結果、オープンソースのプロジェクトには「デモクラティック – オーガニック(democratic-organic、民主的・自然的)」と「オートクラティック – メカニスティック(autocratic-mechanistic、専制的・機械論的)」の二種類のガバナンスがあるとする。前者は能力主義であり、後者にはガバナンスはなく暗黙のルールがあると定義した上で、ビットコインなどは後者に当てはまるだろうと主張している。

 

「ビットコインの仕様変更に関わるのは選ばれた人達だけ」と指摘

 

論文には「ビットコインのプロジェクトに対してインプットをしようとする側と最終的な決定権を持つ側との間に矛盾が生じており、誰もがソフトウェアの変更を提出する事はできるが、ごく一部のコアディベロッパーによって変更内容が決定されている仕組みとなっている。」とある。

 

現在こうした変更内容の最終決定は管理者(maintainer)に集約される形となっている。現在の管理者はWladimir van der Laan氏で、彼はオランダ人のプログラマーであると紹介されているが、どのような経歴や能力によって彼がその立場に就いているかは知られていない。昨年2015年5月に彼は「ブロックサイズを近い内に上げる事に関して少し反対している。」と発言している。

 

論文の中では、ビットコインのコアディベロッパー内ではコンセンサスを取る際のいくつかの形式化されたプロセスがあるものの、最終的にビットコインの仕様に関する変更を反映するかどうかはコアディベロッパー達が一般の意見がどちらにあるかを判断してコンセンサスを取っている、とまとめる。

 

マイナー等を含むその他の参加者は拒否権としてコードを走らせない事ということだけで意志表示することができるが、これまでのビットコインの仕様に対する意見の衝突を見る限り、意見が割れた際には結局のところ中央集権化したネットワークと、一握りのエリートによって舵取りされているのが実情だと論文では考察する。

 

テクノロジーのみでガバナンスされるプロジェクトは、本当に“中央集権化から逃れられる”のか?

 

論文では、「ビットコインのコミュニティはテクノロジーによってガバナンスを行うことが“一切の政府機関や中央機関を不要とする”と信じた。なぜなら“あるテクノロジーが本質的に力学(power dynamics)に結びつき、そのテクノロジーのみによってガバナンスされている時には、いかなる人であってもそのガバナンスを覆すことはできない”と信じていたからだ。」とし、その信念に対して疑問を投げかけている。

 

この論文の中ではまた、ビットコインに対するリバタリアン(個人的自由、経済的自由の両方を重視する自由主義の政治思想)のビジョンと、反して高度に中央集権化し非民主主義的なガバナンスの仕組みの矛盾こそが摩擦を生み出している、と書いている。

 

ビットコインに正式なガバナンスは必要なのか

 

文中ではビットコインに正式なガバナンスが必要かどうかについても触れており、「適切なガバナンスの仕組みは社会的にもその範囲を周知させた上で、現在の仕組みを政治的な要素に対応し得る物に変える」しかないとしている。これは現在の5名のコアディベロッパーと管理者、そしてエコシステムに対して責務を全うするための仕組みを作る事であり、現状の権限の所在の不明確さを取り払う事が必要だと論文は述べている。

参考URL: https://www.coin-portal.net/2016/11/06/14474/

ディズニーが作ったブロックチェーン「Dragonchain」

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ディズニーによって作られたブロックチェーン、「Dragonchain」

 

今年の3月、ディズニー本社がブロックチェーン人材の求人を出していたことが一部メディアで報道されていたが、今回ついにディズニーが作ったブロックチェーン「Dragonchain (ドラゴンチェーン)」の概要がお披露目されることとなった。

 

Dragonchainプラットフォームは、プライベートとパブリックのハイブリッドブロックチェーンで簡単にビジネスに統合することができ、データ管理、複数通貨、5秒間で生成されるブロックなどが可能だと述べられている。

 

このプラットフォームは10月2日にリリースされ、「小さいけれどイケているブロックチェーンのチーム」によって開発されており、現在15ページに及ぶDragonchainの概要が公開されている。分散型台帳に不慣れな人のための開発サービスや、デフォルトデータ保護、他のブロックチェーンとの相互運用性、そして複数通貨のサポートなどが含まれている。

 

ビットコインはプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を信用を必要としない環境を築くためのコンセンサスメカニズムとして使用している。Dragonchainでは「プルーフ(証明)」は存在せず、ユーザーコンセンサスの問題について選択肢を持つことができる。

 

Dragonchainのドキュメントでは下記のように説明されている。
「この構造において「プルーフ」はブロックチェーンに合わせて実装される。完全なプライベートブロックチェーンでトラストを必要するものでよい場合もあれば、部分的にプルーフ・オブ・ワークを採用する場合もある。」

 

概要の中ではトラスト、PoW、PoS (プルーフ・オブ・ステーク)、その他のアルゴリズムの4つが言及されており、ビジネスのニーズに合わせて設計することができると述べられている。

 

類似のフレームワークと相互運用性がカギ

 

ディズニーは修正されたApache2オープンソースライセンスを用いてブロックチェーンプロトコルをリリースした。そのフレームワークは多くのブロックチェーンの原型と似ており、タイムスタンプやブロックID、ハッシングブロック、PoW/PoS機能、そしてデジタル署名などの特徴がある。

 

このアプリケーションはディズニー発行するアセットのトレードや提携サービスでのトークン発行、そしてビットコインのような既存の暗号通貨の処理を行うことができる。一般的な業務におけるユースケースを除いて、Dragonchainの機能を反映させたアプリケーションはまだない。

 

Dragonchainのマルチ通貨指向はもしかしたら一番興味深い側面かもしれない。ディズニーがビットコインとの相互運用性を持った「ミッキーマウスコイン」を発行するのは大いにありえることだ。さらに、同社はディズニーリゾートの来訪者に対するロイヤルティを創り出すことができるかもしれない。つまり、ディズニーはテーマパーク内のファストレーンにブロックチェーンプログラムベースの機能をつけ、乗車時間を監視することでより効率的なプロセスを創り出すことができるかもしれない。

 

ミッキーマウスコインはビットコインとの互換性とともに実現し得る

 

ドキュメントの中でDragonchainの実装は現段階ではビットコインをベースする可能性が高いと述べられているため、ビットコインの相互運用性はDragonchainにとって不可欠なものである。

 

「例えば、ビットコインの暗号技術をプライベート通貨の中で利用するとKeepKey、Trezor、Ledgerのようなハードウェアウォレットの透明性のある使用が可能になり、また、Counterpartyのようなトークン化もブロックチェーンの中で行えるようになる。」と述べれらている。

 

Dragonchainのゴールは、だれでも簡単にブロックチェーンの利用ができるようにすることだ。このプラットフォームは時に応じて新たな基準をソフトウェアプロトコルに取り入れられるようにしているようで、W3Cブロックチェーンコミュニティグループの標準化プロセスにも従おうとしている。

 

現在同社がブロックチェーンで何をしようとしているのかは分かっていないが、ディズニーがブロックチェーンの未来への準備ができていることは確かだろう。

参考URL:https://www.coin-portal.net/2016/11/06/14478/ 

「ビットコインは中央集権化している」とハーバード大の研究者らが発表

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「ビットコインは当初のビジョンと裏腹に中央集権化した」ハーバード大の研究者

 

ハーバード大学でブロックチェーンの研究に従事しているPrimavera De Filippi氏が、フランスのTelecom Paris Tech大学のBenjamin Loveluck准教授と共著で「ビットコインは当初のビジョンとは裏腹に少数の人によって掌握されている非常に中央集中化したネットワークになった」とする論文を発表した。

 

論文中ではビットコインの創設者とされるSatoshi Nakamoto氏のビジョンについて説明し、ビットコインの目的は非中央集中型の支払いシステムの開発であった事について述べた後で、結果としてその試みは“新しいテクノロジーを用いてプロトコルやルールのみによってインフラを自らガバナンスできると思っていたことはナイーブな考えであった”としている。また、このような数学的に非常に美しいシステムも、経済の仕組みに取り入れられていく事で当初の思惑とは別の未来にむかって進化していく性質を内包しているとも論じている。

 

論文ではオープンソース全体のエコシステムについて分析した結果、オープンソースのプロジェクトには「デモクラティック – オーガニック(democratic-organic、民主的・自然的)」と「オートクラティック – メカニスティック(autocratic-mechanistic、専制的・機械論的)」の二種類のガバナンスがあるとする。前者は能力主義であり、後者にはガバナンスはなく暗黙のルールがあると定義した上で、ビットコインなどは後者に当てはまるだろうと主張している。

 

「ビットコインの仕様変更に関わるのは選ばれた人達だけ」と指摘

 

論文には「ビットコインのプロジェクトに対してインプットをしようとする側と最終的な決定権を持つ側との間に矛盾が生じており、誰もがソフトウェアの変更を提出する事はできるが、ごく一部のコアディベロッパーによって変更内容が決定されている仕組みとなっている。」とある。

 

現在こうした変更内容の最終決定は管理者(maintainer)に集約される形となっている。現在の管理者はWladimir van der Laan氏で、彼はオランダ人のプログラマーであると紹介されているが、どのような経歴や能力によって彼がその立場に就いているかは知られていない。昨年2015年5月に彼は「ブロックサイズを近い内に上げる事に関して少し反対している。」と発言している。

 

論文の中では、ビットコインのコアディベロッパー内ではコンセンサスを取る際のいくつかの形式化されたプロセスがあるものの、最終的にビットコインの仕様に関する変更を反映するかどうかはコアディベロッパー達が一般の意見がどちらにあるかを判断してコンセンサスを取っている、とまとめる。

 

マイナー等を含むその他の参加者は拒否権としてコードを走らせない事ということだけで意志表示することができるが、これまでのビットコインの仕様に対する意見の衝突を見る限り、意見が割れた際には結局のところ中央集権化したネットワークと、一握りのエリートによって舵取りされているのが実情だと論文では考察する。

 

テクノロジーのみでガバナンスされるプロジェクトは、本当に“中央集権化から逃れられる”のか?

 

論文では、「ビットコインのコミュニティはテクノロジーによってガバナンスを行うことが“一切の政府機関や中央機関を不要とする”と信じた。なぜなら“あるテクノロジーが本質的に力学(power dynamics)に結びつき、そのテクノロジーのみによってガバナンスされている時には、いかなる人であってもそのガバナンスを覆すことはできない”と信じていたからだ。」とし、その信念に対して疑問を投げかけている。

 

この論文の中ではまた、ビットコインに対するリバタリアン(個人的自由、経済的自由の両方を重視する自由主義の政治思想)のビジョンと、反して高度に中央集権化し非民主主義的なガバナンスの仕組みの矛盾こそが摩擦を生み出している、と書いている。

 

ビットコインに正式なガバナンスは必要なのか

 

文中ではビットコインに正式なガバナンスが必要かどうかについても触れており、「適切なガバナンスの仕組みは社会的にもその範囲を周知させた上で、現在の仕組みを政治的な要素に対応し得る物に変える」しかないとしている。これは現在の5名のコアディベロッパーと管理者、そしてエコシステムに対して責務を全うするための仕組みを作る事であり、現状の権限の所在の不明確さを取り払う事が必要だと論文は述べている。

参考URL:https://www.coin-portal.net/2016/11/06/14474/