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スペイン、マドリッドで行われたMoney Conf 2017にて国際送金業務大手ウエスタンユニオンのCTO Dacid Thompson氏は、ビットコイン取引所であるCoinbaseのインテグレーションが試作されていることを明かした。
カンファレンス内で、現金による送金は今後暗号通貨により減少するのではないか?という問いに対して彼は、「それはないでしょう。むしろ現在発展途上国におけるWestan Unionの現金取引量は増えている。現状規制当局により暗号通貨の匿名性が普及を妨げている。」と語った。
しかし、ローンチ日などは決まっていないながら、昨年秋より開始した上記の開発は続けられており、今後正式なアナウンスがあるとみられる。
ウエスタンユニオン、ビットコインに適用する取引分析システムの特許出願を行う
彼はこの開発に関して暗号通貨取引のためではなく、送金のバックエンドに関するものであることを強調した。さらに、暗号通貨に対する規制や法律が整うまではプラットフォームのローンチは行われないことを言及した。
ウエスタンユニオンは数年前にリップルとパートナーを組んだが、その後の進展は発表されていない。しかしチームはこの技術が適応可能なユースケースの研究は行っていたようだ。ブロックチェーンを用いたKYCコンプライアンスの取り組みを行っていることも明かした。
また、リアルタイム決済やスマートコントラクトの結合に関する調査も行っており、記者からの質問に「世界中で規制が整えば暗号通貨による決済が行われる日も来るだろう」と述べた。
今後、暗号通貨が広まり規制が整うことでウエスタンユニオンなどの送金業務を行う企業は、現在の金融サービス上で起こるあらゆる問題を解決し円滑な送金業務が実現されるかもしれない。
参考URL:http://cryptocurrencymagazine.com/western-union-reveals-pilot-coinbase-integration
参考URL:http://www.coindesk.com/western-union-reveals-pilot-coinbase-integration/
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だから、その時が来たらしばらくはビットコインの送受信を控えた方がいいということは分かりました。でもUASFとかBIP148とか、今起きている問題については疑問が山積みです。
日本のビットコインコミュニティでも識者/ビットコイナーの間で議論が行われるようなので、今のうちにおさらいしておきましょう!
6月7日 20:00~
「8月1日に起きることについての公開議論」
A: 元々はビットコインのスケーラビリティ問題解決の方法が問題となっています。ビットコインの取引を記録するブロックチェーンの各ブロックのサイズを大きくするか、ブロックの大きさは変えずに今までよりもたくさんの取引記録が入るようにするか、その両方をやってしまうのか、など解決方法を巡った対立が続いていました。
SegwitはSegregated Witness(隔離 署名)の通称です。ビットコインにSegwitを導入すれば(1)取引のIDを書き換えられないようにする(2)ブロックのサイズを変えずに、約1.7倍の量の取引データが入るようになる、という2つの効果が主に期待されており、特に(2)はスケーラビリティの解決にも近づくと注目が集まっています。
これを導入するかどうかについてはマイニングを行うマイナーによる意思表示が2016年の11月から行われています。1年以内に95%の合意が得られれば、ロックイン(実行確定)し、アクティベーションのためのプロセスに進みます。ですが、マイナーからの合意は現在あまり得られておらず95%には程遠い状況です。
A:「ユーザー主導のソフトフォーク」 User Activated Soft Fork(ユーザー・アクティべーテド・ソフトフォーク)の略で、フルノードがシグナルを出すことによって意思表示ができます。マイナーが意思表示をするMASF(マイナー・アクティべーテド・ソフトフォーク)では採掘したブロックを通じて意思表示をします。
提案に対するマイナーの合意が得られなくてもユーザー側から実装したいという要望が強ければ、ユーザー側からマイナーの行動を変えるように迫る手段をとることもできるようです。
A: ビットコインのブロックチェーンが枝分かれすることです。フォークの種類にはソフトフォークとハードフォークと呼ばれるものがあります。UASFはソフトフォークです。
A:UASFによってSegwitを実装するためのBIPです。BIPは「ビットコインの改善案」のことで、1から番号が振られています。以下はBIP148の説明文を簡単にまとめたものです。
「このBIPは2017年8月1日(エポックタイム1501545600)の真夜中までにSegwitがロックインまたはアクティベートされなかった場合、2017年8月1日から2017年11月15日の真夜中(エポックタイム1510704000)の間に有効となるものです。
このBIPが有効な間、すべてのブロックは指定されたシグナルを出している必要があり、シグナルを出していないブロックは拒否されます。」
A:Segwit UASFのサイトによると、BIP148によって参加するマイナーが減り、ハッシュパワーが下がった場合でもSegwitをアクティベートできる時間を計算してこの日に決められたようです。
A:あります。ユーザーがBIP148を支持していない場合はキャンセルとなります。その場合、Segwit実装の可能性はもっと先に延びることになります。
参考URL:https://coinchoice.net/bip148_20170605/
参考URL:http://www.uasf.co/
参考URL:http://coinchoice.net/news/bitcoin-UASF-QA
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